WORKS

マキタ、ジグソー4300A 4300Vのカーボンブラシの番号はcb-76でいけました。

1年以上前に動かなくなったマキタのジグソー、内部から火花が出てそれから動かなくなったのですが修理に出すのがめんどくさくてほったらかしにしていました(修理にお金かかるし・・)

自分で修理できないものかと色々ネットで調べていると、火花が出て動かなくなった場合カーボンブラシを交換すると動くようになるというYoutube動画を発見し取り合えず試してみることにしました。

ホームセンターにカーボンブラシを買いに行くとメーカーや機種によって適合するカーボンブラシの型番が違うようだったので店員さんに聞いてみると

店員さんがマキタに電話して適合する型番を聞いてくれました。

それがcb-76。

これ交換してホンマに動くんかいな?とダメもとでカーボンブラシを取り換えてみると

「こいつ、動くぞ!」

修理に出せば数千円お金を支払うことを考えると400円ぐらいで済んだのですから儲けもんです♪

ちなみにカーボンブラシを取り出した時はまだカーボンが半分くらい残ってたので「カーボンブラシが原因じゃないのか?」と思っていたのですが

新品のカーボンブラシを見ると半分のところに切れ込みと言うかくぼみがあって印があるような感じ。

多分半分まで来たら交換ですよということなのだろう。

もし電動工具から火花が出て動かなくなったらカーボンブラシを交換すると動くようになるのかもしれません。

ルーターも同じように火花が出て動かなくなったのでルーターでもやってみます!

神社の彫刻、木鼻、虹梁、蟇股(家紋)、肘木を彫らせていただきました。



蟇股、菊紋、五七の桐紋

蟇股の菊紋はそのまま蟇股に彫りこみましたが、五七の桐は別に彫って後でつけるやり方でした。


虹梁、木鼻

見本は裏表で木鼻も虹梁も模様が違うので、今回も見本の通りに彫りました。



肘木


建前にどうしても間に合わないということで、他の彫刻師さんから応援要請され、

手挟み、笈形、蟇股、下り懸魚を彫りました。

納期に間に合わないときに応援での仕事はよくあります。(最近は「仕事を依頼していた職人が亡くなったので、代わりに何とかしてくれ」という依頼もありました。急激に彫刻職人がいなくなってきているのを肌で感じます。)

今回も見本を元に彫りました。

見本があると下絵を考えなくてよいのである意味楽です。(下絵を考えるのって結構大変なんです。)


笈形

笈形は側面の屋根の下につく部材です。

まず見本の彫を見てみると滋賀県の長浜市の仏壇「長浜仏檀」の原型になった和泉壇を作った彫刻名人の藤岡和泉と言う人がいて、どうも藤岡和泉の作ではないかということでした。

彫り方も社寺の彫りと言うよりは仏壇の彫りのようです。


新しく彫りなおした笈形がこちら4つ

同じように見えますが、3つは違うデザインになっています。

正面から見るとそうではありませんが、下から見るとかなり深く彫りこんでいるのがわかると思います。

手間暇を惜しまなかった昔だから出来た仕事なんじゃないでしょうか。

一応完コピに近い形で再現できたのではないかと思います。

彫刻の良し悪しや説得力って厚みや彫りの深さも関係してると思う。

彫が深いとやはり良く見える。

ただ手間がメチャメチャかかるので、手間賃も高くなります。(そりゃそーだ。)



手挟み

手挟みの見本はあるにはあったのですが、解体の時にバラバラになってしまってよくわからない状態だったので、新たにこちらで絵を描きなおして彫りました。

元あった彫は籠彫りと言うやつで、今再現しようとするとメチャクチャ手間いるやつ、そんなに手間賃が出ないのでこちらでそれなりに見えるような彫にしました。

新しく新調した彫がこちら

見本の通りに茎など作っていたら強度が無くなるから、太くしてほしいという要望でした。


蟇股

蟇股は雲鶴です。

オモテ↓

ウラ↓


降り懸魚



最後にどんな形で収まったか現場の写真のせときます。


仏師さんから頂いたお仕事。

仏師さんに木取りと下絵を描いていただいて、古い見本を参考に彫らせていただきました。

なるべく見本に忠実に彫らせていただいたのですが、本当はもっと水煙の角度をつけたほうが良かったそうです。

確かにその通りだなぁと、勉強になります。


神棚の彫刻

これも宮大工さんが自分でデザインされたものを、後で少しだけ手直しして彫ったものです。

宮大工さんが山車の仕事をされているということで、欄干に波と車輪があしらわれています。

センスいいですね。

#神棚 #棚板 #神具 #神社 #もちおくり #波 #車輪 #欄干 #彫刻


実際の取り付け写真は下に掲載しておきます。

宮大工さんに写真を送っていただきました。

欄干と水紋、片輪車と水紋は昔からセットで描かれることが多く、伝統的な文様。

牛車の車輪は木製で乾燥によって木組みが崩れやすくなるのを防ぐために川などで水に浸しておいたのだそう。(波切り車とも言います。)


あと宮大工さんが自分でデザインして、途中まで彫られたものを最後手直しさせていただきました。

ほとんど出来上がっていたのですが、あとのちょっとした修正と言うか、雲の間を抜いたり、綺麗に仕上げをしました。

下のほぞはネジくぎを使わない宮大工さんの技。


制作風景をYoutube動画にしました。



小さいお宮さんの新調するということで、宮大工さんからお仕事いただきました。

小さいですがしっかり彫刻も入っています。

虹梁、海老虹梁、蟇股、手挟み、木鼻、肘木、懸魚、脇障子、鬼板、太平束


各彫刻がどんな具合で収まるか写真のせときます

ここまでしっかりした彫を入れると手間賃35万円以上はかかります。


不動明王の火焔光背、輪宝

仏師さんのお仕事。

木取りと下絵は仏師さんにやって頂きました。

ちょうど頭の後ろに来るところにあるのが輪宝です。

輪宝を彫ることになるとは・・・

#不動明王 #光背 #火焔 #輪宝 #周天


荒彫りはこんな感じで進めていきました。



よく出来たんじゃないかと思っていたら、この後彩色をするために胡粉を塗るとき、外側がつんつんして角が立ちすぎていると胡粉がのらないので糸面でも角を取ったほうが良いそうです。

このあと彩色する人のことも考えて仕事しないといけないんだなぁと

勉強になりました。

ちなみに下のものは、ヒバ材でお前立用の光背。

若干火焔のデザインが違います。