水神(宝珠に巻き付く蛇)の製作工程

すぐ下はYoutube動画です。↓↓↓↓↓↓↓↓↓

宝珠に巻き付いた蛇の姿をした水神さんを彫るにあたって動画を撮影していました。

せっかく撮影した動画がもったいないので、写真として切り出して製作工程をブログに載せることにしました。

水神さん(宝珠に巻き付く蛇の彫刻)の完成品はこちらのページで見られます。

まず、荒彫りですね。

ちなみに製作者は父、森哲荘73才。

荒彫りが終わったら、こずくりと言って形を整えていきます。

細長い小刀で内側を削っていきます。

ちゃんと蛇の形になってきました、この形は折れやすいので最後まで残せるところは取ってしまわずに補強で残して最後に取り除きます。

後ろの補強のつけている部分は宝珠で隠れるのでこれは取らないでおいておく。

鱗をふく前に、綺麗に削っていきます。

蛇が巻き付いている宝珠を作っていきます。

というかほぼ出来上がり。

宝珠完成。

とりあえず宝珠に蛇が収まるかかぶせてみる。

「上手くいった!」と喜ぶ父。

蛇の鱗の割り付けをして、ちょっとだけ鱗を彫りこんでいきます。

今回、蛇の鱗をどうしようか?悩んでいましたが図書館などで蛇の写真や本なんかを見て、本人的に納得できるものがあったようです。

蛇の鱗や蛇腹の写真を見せて、「蛇の鱗ってこんなんなってるんやで!」と子供のように話す父。

「いくつになっても新しい発見がある!」と喜んでいました。

ちなみに、この後、蛇の鱗を仕上げるという地味な仕事は息子の私(森徹雄)が仕上げました(笑)

水神さん(宝珠に巻き付く蛇の彫刻)の完成品はこちらのページで見られます。

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木彫りの里上丹生 森彫刻所

滋賀の伝統工芸、木彫刻ー森彫刻所 祇園祭「大船鉾の龍頭」をはじめ、 神社、寺院の彫刻、仏壇彫刻、看板、山車、仏像、干支、修復、など彫刻の仕事をさせていただいています。