社寺彫刻 懸魚 六葉

森彫刻所で製作された懸魚と六葉の動画と画像を載せています。



懸魚の製作風景、懸魚と六葉の作り方の動画

以下の動画は懸魚と六葉の製作工程です、これを見れば懸魚と六葉の作り方がわかります。


懸魚

懸魚と言うのは日本の伝統的な古建築の屋根の下につく装飾で、主に神社やお寺、お城などに使われています。

懸魚の形は魚を模していると言われ、建物が火災などに合わないように水に関係する魚をモチーフにした火除けの意味が込められているそうです。

昔中国では位の高い人の家しか使うことを許されていなかったそうです。

懸魚は社寺彫刻の部材の中でも一番風雨に晒される場所にあり、部材が劣化しやすいので、交換や修復がされる部材でもあります。

森彫刻所では宮大工さんからの依頼で、古くなった懸魚や六葉を新たに作り直す仕事をしています。




六葉

六葉は六枚の葉を六角形に模様化したもので、扉(とびら)などの釘隠しに用いる金具が一般的ですが、古建築などで使われる六葉は木製のものもあり、懸魚の上部中心に取り付けられる部材です。

この部分も風雨晒される場所にあるので、傷みやすい部材だと言えます。

森彫刻所では宮大工さんからよく古くて傷んだ六葉を新しく作り直す仕事をいただきますが、六葉も色々なデザインがあり、シンプルなものから意匠を凝らしたものなど細かい違いがあります。


以下の動画は文化財の六葉の製作風景です。

一般的な六葉ではありませんが、六葉について語っています。



六葉の写真

木彫りの里上丹生 森彫刻所

滋賀の伝統工芸、木彫刻ー森彫刻所 祇園祭「大船鉾の龍頭」をはじめ、 神社、寺院の彫刻、仏壇彫刻、看板、山車、仏像、干支、修復、など彫刻の仕事をさせていただいています。